2016年 日本の広告費が電通から公開
電通から毎年発表されている「日本の広告費」の2016年版が2月23日に公開されました。
今の日本の広告市場がよく分かるので、とても重宝しています。
では、市場の概況から見ていきましょう。
広告市場の概況
大きなトピックとしては、
- インターネット広告が1兆3,000億を突破
- テレビ広告は若干持ち直し
- 新聞、雑誌、折込チラシはダウントレンド
があります。
インターネット広告の概況(1兆3,100億円)
インターネット広告は、広告媒体費1兆378億と広告制作費2,722億円で成り立っています。
1兆378億円のうち、71%(7,383億円)が運用型広告費ということで、検索連動型広告(リスティング広告)やディスプレイ広告、SNS広告での運用に広告予算が多く割かれていることが分かります。
電通が出している資料ではないですが、サイバー・コミュニケーションズが出している昨年の資料を見ると今年はよりスマホ向けの広告が伸びていそうです。
顕著に伸びているインターネット広告市場ですが、牽引しているのはスマホ広告であることが分かりますPC広告は徐々に減っていますね。
しかし、スマホとPCでは、圧倒的にPCのほうがコンバージョン(成約)に繋がるというデータがあります。これは、スマホの画面は見づらく操作性がPCより悪いため、成約やお問い合わせなどの行動を起こしづらいからです。それにも関わらずスマホ広告市場が伸びているということは、獲得効率が悪くなっている可能性があります。
それであれば、PC広告に力を入れるというのもありかもしれません。
著しく伸びるスマホ利用者。スマホ端末は無視できない存在へ
インターネット利用者もスマホは順調に増えており、もう無視できないメディアになっています。スマホ対応が出来ていないサイトはいち早く対応すべきでしょう。
また、検索市場において、Googleはスマホ端末での見やすさに配慮していないページは検索順位を下げると明言しています。そのことからもスマホ端末での見やすさに配慮したページ対応は必須ではないでしょうか。レスポンシブウェブデザインなどを使うケースが多いです。
まとめ
インターネットは今や無視できない存在であり、その中でも顕著に伸びているスマホでの集客および成約獲得は優先順位を高く対応すべきでしょう。
また、加熱しすぎの様相のあるスマホ広告市場だけでなく、逆張りしたPC広告市場での獲得も効率がいいかもしれません。
もしインターネットでの獲得がまだ出来ていないのであれば、今すぐに対応すべきではないでしょうか。
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